どの位の時間が経てば知らない人を信用しますか?【ヒッチハイクDay2-4】

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ヤッホー!しょうです。


声を掛けられて5分。
車に乗せてもらった私たち。


向かっている先はもちろん、先ほど声をかけてくれた彼女たちの家である。



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この旅で 一番 驚いた話【Day2-3】



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彼女たちの名前はオルネラと、そのお母さんのアンヘレス。
オルネラは、ここリオグランデで英語の先生をしているとのこと。
オルネラが英語がペラペラだったのは、そういった理由だった。


お母さんのアンへレスはスペイン語しか話せないのでオルネラに通訳してもらいながら会話していた。


ウシュアイアに住んでいるオルネラの妹とともに母の日のお祝いをするために、日帰りでウシュアイアに行って帰ってきたところだそう。



母の日。



そうだ、前日に乗せてもらった ナタリーもお母さんがどうだって言ってた。
てっきり誕生日なんだと思ってたけど、きっと母の日で帰省してたんだ。
母の日にこうやって家族で集まるって、なんかいいな。



パタゴニアの人は本当に暖かい人が多い。
リオグランデの大型スーパーでは、知らない人にたくさん「オラ!」って声をかけてもらった。
私たちも「オラ!」って返すとニッコリしてくれて。

スーパーマーケットに来る観光客自体珍しいんだと思うけど、それを受け入れてくれようとするフレンドリーさが伝わってきて、心が温かくなった。



なんだろうな。
アルゼンチンは第二次世界大戦後に経済が破綻し、今や途上国レベルの水準と言われているけど、でもスーパーなどに行くと先進国のように何でも揃っていたりする。
スーパーマーケットだけ見ると、店内は日本と大して変わらないレベル。


正直、私の中のアルゼンチンのイメージとは異なってて驚いた。


日本でいうと、イオンとかで外国人に「こんにちは!」って声をかける日本人がいるかって言われたら、ほとんどいないだろう。
アルゼンチンの大型スーパーでの出来事は、そんなイメージ。


本当に単純だけど、単純に嬉しかった。



そして、アルゼンチンに母の日があるのを知れたのは、ヒッチハイクをしたおかげ。





車で5分ほど走って家に到着すると、4匹の犬が出迎えてくれた。
パタゴニアでは犬を飼っている家が多い。


彼女たちの家の敷地内には家が2つあった。
これがパタゴニアでは当たり前なのか、どうなのか。

その中の一つの家に通されるなり、


「シャワーにする?ご飯は食べた?チキンは好き?」


まるで奥さんが働いて帰ってきた旦那さんへするような質問だ。

泊めてもらうだけでもありがたいのに、シャワーまで浴びさせてくれると言っている。



「ご飯はまだ食べてないですが、買ってきてるので大丈夫です!」


「食べてないのね!私たちもこれからディナーだから!チキンは好き?」


百太はチキンですが・・・
間違えた、百太はチキンが大好物ですが、本当に大丈夫です!」




この時、会ってまだ30分経っていない。
日本だったら、見ず知らずの外国人を家にあげるなんて考えられないだろう。
ましてや一緒にディナーまで。
だって、私たちがいい人な保証なんてどこにもない。
既に私たちを信用してくれているのだろうか?
だって、何もない暗いベンチにあの時間に座ってるような人、どう考えても怪しい。
後で思い返してみたけど、私だったらあそこにいた私たちにはまず声はかけないと思う。
バックパックの大きさで旅行者には見えただろうけど、それくらい怪しい雰囲気はかもしだしていた。


そもそも
「知らない人を家にあげちゃいけません!」


ってなるのが普通だと思う。

なのに、何でなんだろう。
現実的じゃない今の状況に困惑しながら、私たちは早くも家にいるような暖かさと温もりを感じていた。



お言葉に甘えてシャワーを浴びると、お母さんが既にご飯の用意をしてくれていた。
チキンにフライドポテトにサラダとワイン。
1-2016-10-16オルネラ

お母さんが好きだというマルベックのワインで乾杯。


ほんのり甘くて飲みやすくて美味しい。



食事を頂きながら車を止めてくれた理由を聞いてみた。
私も百太も今や家で甘えさせてもらってるけど、ずっと気になっていることだった。



「車からあなたたちが歩いてるのを見たの。こんな夜遅くに歩いてたから心配になって。だから車を引き返してあなた達を探してたのよ。」



なんてことだ。



こんなこと、旅を始めてから初めてだ。



なんかもう、この気持ちを言葉で表現出来ないのが悔しいけど、悔しすぎるけど、こんな人たちが物語の世界じゃなくってこの世の中にいるんだって思った。


さらに話は続いた。




「私の彼も今南米を旅しててね。きっと彼も大変な思いをしてるだろうから、旅人を見つけると他人事じゃなくって。」



「きっと彼は旅先で色々と助けてもらってると思う。だから私たちはここで助けたいの。」




その時、私たちは何も言えなかった。
“心優しいですね”なんて、ありきたりな言葉を使いたくなくて。
それ以上のものを感じてしまったから。



その後、4人で私たちの旅の話、オルネラ達の話、恋愛の話などいろいろした。



話も弾んで夜も深くなってきた頃、
「あなた達の寝床はここね。」
とダブルベッドの部屋を用意してくれていた。
『No! No!」と断るも、「No! No!」と断られる。
部屋にいれるだけでも、ソファーに座らせてもらえるだけでも十分なのに。

結局私たちはこの攻防に負け、優しい気持ちに包まれながらベッドで眠ることになった。



心が浄化されるっていうのはこういうことなんだろうな。
人によって汚れた心は、人によってしか浄化されない。
でも心が汚れるって思うことが、もう既に心が汚れてるのかもしれないな。。



最近、自分の小ささを実感させられてばっかりだ。




久しぶりの温かいフカフカのベッドに、私はベッドに着くとすぐ眠りに入っていた。




翌朝。
起きるとすでにお母さんは起きていて、私たちが起きたのが分かると朝食を準備してくれた。

オルネラは午後からの仕事のため、まだ寝ているらしい。


ここからはスペイン語のみの会話。


お母さんは多趣味らしく、リビングにはミシンや縫い物しかけの編み物、コーヒーメーカーから色々なものが置いてあった。
それでも趣味は?というと「犬」だという。


朝食を食べながら、簡単な会話やこれからのルートなんかについて話してると、


「ノートとペンを貸して。」


何かを書いて返ってきた紙には文字と数字が書いてある。




「これ家の住所だから、また来なさい。」




紙には住所、そしてお母さんとオルネラの名前が書いてあったのだ。





予想もしなかった言葉に、涙が出そうになった。



つづく


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コメント

非公開コメント

No title

こんにちは。

ヒッチハイクが始まってから、ハラハラドキドキで読んでおりました。
いや~~世界の方々は寛容な心をお持ちですね。
私だったらと考えると・・・恥ずかしいです。
何とか自分でワケの分からない理由を考えて素通りしてくんでしょうね。
きっと誰かが乗せてくれるかもなんて・・・

皆さんに助けられて、元気に旅が出来るのですね。二人だから良いのか・・・しょうさん一人だったら・・・百太さん一人だったら・・・

やっぱ二人って、心強いわね♪

さて、次は・・・・???

ヒツジのとっとちゃんさん

コメントありがとうございます!

ハラハラドキドキしてくれてありがとうございます♩
私も短期旅行で海外に行くようになって、少しずつですが変わってきた気がします。
それでも、今回あの場所にいた人に声をかけるかっていうと・・・やっぱりなかなか難しいところです。
特に家にあげるってすごいことですよね。

まさにそうなんです!
2人だけじゃこんなに元気には旅出来てなかったと思います。
常に色々な人に助けられてます。
もちろん現地の方だけじゃなくて、旅人や日本人にも!

お互い1人旅だったらどうだったんでしょうね?
って考えたんですが、きっとお互い違う人に助けられてるんだと思います。
2人旅は心強いですよーーー!!
共有出来るのも大きいですね♩

さて、次は・・・!
まだまだヒッチハイク続きますので楽しみにしててください♩

これは!


すごい出会いですね。
信じられません。
私は海外には出たことはありませんし
外国の方の知り合いもおりませんが
良い人って、どこの国にもいらっしゃる
んだなぁと思いました。

これからも良い出会いを。
そして気をつけて旅をお続けください。

あまりの凄さに初めてコメントさせて
いただきました。

マルボーズ隊員(タカダカズヤ) さん

はじめまして(^-^)コメント有難うございます♪

そして遅くなってしまってすみませんでしたm(__)m

> あまりの凄さに初めてコメントさせていただきました。
すごくうれしいコメント有難うございます!!
あたしも本当に驚きました!

> すごい出会いですね。信じられません。
> 良い人って、どこの国にもいらっしゃるんだなぁと思いました。
そうですね。
ブエノスアイレスなどの首都では、ケチャップ強盗に気を付けるように。などとガイドブックにかいてあり、かなり気をつかっていましたが、本当にこんな出会いがあるんだと驚きました


> これからも良い出会いを。
> そして気をつけて旅をお続けください。

ありがとうございます!

ブログでリアルタイムを書いてこなかったので、まだ書いていないんですが、無事に帰国しました(^-^)
早く書き終えようとがんばってます(笑)

これからは今回のように長期旅はなかなかできないと思いますが、短い期間では旅に出ると思うので、また良い出会いがあることを期待しています♪